3 独立の経緯 その2 新卒編
前回のあらすじ
独立の経緯 その1では、独立するに至る根底の経験である学生時代のボランティア活動や
バックパッカーを経て感じたことを振り返ってみました。
十数年ぶりに思い返すと今でもあの頃の経験や考え方が根底にあり、行動の原理になっている部分が多いことに気づきます。
今回からはそんな経験を経て社会人となった後、多くの挫折や現実と理想のギャップを味わった独立までの記憶を遡ってみます。
~新卒編~
新卒で入社したのは大阪が拠点のベンチャーリフォーム会社のS社。
非常に勢いがある若い会社で当時は業界注目度NO.1と謳われていました。
この会社は独立志向の人が多く働いていたし、独立を後押しするような社風だったことが大きな魅力に感じていました。
入社後はとにかく必死にがむしゃらに働きました。
休みもほとんどなく、会社に寝泊まりすることも多く、デスクの足元には寝袋とレトルト食品が常備されていました。
今思い返すとすごい状況ですね。
日々売上に追われ、段取りに追われ、現場に追われ
上司に怒られ、職人に怒られ、お客様にも怒られるという1年目でした。
正直なところ、社会人になったら段取りよく、スマートに仕事がこなせる自分像をイメージしていたので理想と現実のギャップにかなりショックを受け、
こんなはずでは。
という思いが常にありました。
つまるところ、自信過剰だったのです。それもかなり。
学生と社会人は違うということは言葉では分かっているつもりだったのですが、まったく理解できていなかったです。
とにかく、やることなすこと上手くいかず大きな敗北感を味わいました。
これを書きながら思い出すだけで暗~い嫌~な気分になります。笑
当時の私にとっては大きな挫折でした。
簡潔に言うと、学生時代のそれなりの成功体験と自信を携えて意気揚々と社会人になったが、社会を舐めてかかって痛い目にあったというだけの話です。お恥ずかしい。。
新卒から2年目の終わりごろまではそんな生活だったが、徐々に心を入れ替えて3年目に入る前辺りからしっかり仕事に取り組むことができるようになっていたと思います。たぶん。
(それにしても抜け出すのに丸2年もかかった自分を呪うし迷惑を掛けてしまったお客様や当時の上司や職人には申し訳なく思います。)
S社では社会の洗礼?を浴び挫折もしたましたが、多くのことを学ばせてもらい、精神的に鍛えられ
『学生』から『社会人』に育ててもらいました。
そして大変な状況でしたがそんな中でもリフォームの楽しさ・素晴らしさ・奥深さを多くの経験から学ばせてもらいました。
S社は人の魅力と成長という部分を大切にしていて、厳しい環境ではありましたがとても懐の深い会社です。
そして少し余裕のできた3年目の半ばに差し掛かった辺りから、 転職と独立 を意識し始めました。
他の成長しているリフォーム会社はどんな会社なのか興味をもつようになり3年目の終わりごろ転職を決断。
結果として、独立を前提として色んな会社のやり方を得るために独立をするまでに3社のリフォーム会社を渡り歩くことになるのですが、各会社ごとに特色があり、当たり前ですが良い部分と悪い部分がありました。
その辺りは後々書きたいと思います。
先が長くなりそうなので今回は新卒編としてここまでにしておきたい。
次回は初めての転職。次の会社はどんな会社なのか!?
乞うご期待・・・!?