プロが解説 システムキッチン クリナップのラクエラはどんなキッチン?
こんにちは。
今までしてこなかった各商品のプロ目線&私の独断と偏見による解説をシリーズ化していきたいなと思います。
第1弾はクリナップのシステムキッチン 【ラクエラ】の良いなと感じる部分とここはちょっとなーと思う部分を解説させていただきます!
まず一言で表すと、ラクエラは「見た目のデザイン性」と「実用性」のバランスが強い低~中級クラスキッチンです。
一昔前は「安いけど無難」という立ちイメージでしたが、近年はかなり商品力が上がっていると思います。
ただし!万能ではありません。
比較対象によって向き不向きがかなり分かれます。
クリナップ「ラクエラ」とは?
クリナップ のシステムキッチンで、価格帯としては 中級グレード。
ざっくり位置づけすると、
| メーカー | 普及~中級帯 |
|---|---|
| クリナップ | ラクエラ |
| LIXIL | シエラS |
| TOTO | ミッテ |
| Panasonic | ラクシーナ |
この辺が競合になるかなと思います。
ラクエラの強みはまず
① デザインが強い(個人偏見あり)
ラクエラは元々、
「家具っぽいキッチン」
を狙った商品です。
木目・マット・ブラック系が比較的得意。
実際の現場でも、
- ナチュラル系LDK
- グレーインテリア
- 男前・インダストリアル系
- 北欧系
との相性が良いです。
実際に他メーカーで検討していたお客様でクリナップのショールームで実物をご覧になられてから
「元々検討していたキッチンより扉柄が好き」
という理由でラクエラ採用になるケースがあります。
特に30〜50代の奥様層で反応が良い印象です。
ただし、最近のトレンドのマット系の扉が多くて鏡面扉のバリエーションが少ないのがちょっとなーポイントです。(偏見!)
② ステンレスに強い(クリナップらしさ)
ここは他社との差別化ポイント。
クリナップは元々 ステンレス技術が強いメーカーです。
上位機種ほど顕著ですが、ラクエラでも収納の底板をステンレスに変更できたりとそのイデオロギーを感じます。
上位機種のステディアに関してはキャビネットが全部ステンレスという、これでもかというメーカーの意地を感じます。
③ コスパが良い
価格感
- LIXIL シエラS:本体は比較的安めだがオプションが高い!
- クリナップ ラクエラ:中間的立ち位置。オプションも比較的安価で選べるのがメリット!
- パナソニック ラクシーナ:やや上位。天下のパナなので、全部がちょっとずつ高いです。
- クリナップ 上位モデル(ステディア等):高め。ステンレスこだわりさんにおすすめ。
デメリット(できるだけ客観的に)
① 同価格帯で収納・機能勝負だと負けることがある
vs Panasonic「ラクシーナ」
Panasonic のラクシーナは、
- 収納設計
- 家事導線
-横並びコンセント系オプション - 人工大理石の質感が良い
の評価が高く、比較すると、
ラクエラは 「機能の尖り」よりデザイン・バランス型。
② 清掃性はTOTO勢が強い場面あり
vs TOTO ミッテ
TOTO は清掃思想が強いメーカーです
特に、
- 水ほうき水栓系思想
- すべり台シンク系
- 汚れ流し設計
を重視する方はTOTO支持者は多いです。
独自路線を行ってると思います。
③ 完全ステンレス志向なら上位機種に軍配
「クリナップならラクエラ一択」というわけではありません。
本当にクリナップの強みを取りにいくなら、
上位の ステディア が比較対象になります。
特に、
内部キャビネットまでステンレス重視
ならステディアの存在感はめちゃくちゃ強いです。
対抗できるのはタカラのトレーシアとLIXILのリシェルという高価格帯のキッチンになります。
他メーカー同グレード比較(偏見)
| 比較項目 | ラクエラ | シエラS | ミッテ | ラクシーナ |
|---|---|---|---|---|
| デザイン | ◎ | ○ | ○ | ◎ |
| コスパ | ◎ | ◎ | ○ | △ |
| 掃除性 | ○ | ○ | ◎ | ○ |
| 収納 | ○ | ○ | ○ | ◎ |
| ステンレス感 | ○ | △ | △ | △ |
| 全体の素材感 | ○ | ○ | ○ | ◎ |
現場での「向いているお客様」
ラクエラが合う人
✅ デザイン重視
✅ 木目・おしゃれ系LDK
✅値段は押さえたいが 安っぽく見せたくない
他社が向く場合
LIXIL シエラS向き
- オプション不要で割と価格重視
- 落ち着いたデザイン
TOTO ミッテ向き
- 掃除ラク重視
Panasonic ラクシーナ向き
- 収納・家事効率重視
- 最新感・便利機能重視
プロとしての結論
もしお客様に率直に言うなら、
ラクエラは「中級帯の優等生」です。
突出型ではないですが、
デザイン・品質・価格のバランスがかなり良い。
一方で、
「掃除最優先」
「収納最優先」
なら他候補も比較した方が後悔しにくいです。
といった感じです。
参考になったでしょうか?
次回は別のキッチンを解説してみたいと思います!
ではまた次回
